大学への出張授業

活動実績

概要

2021年8月23日(月)に、養護教諭家庭の3・4年生の学生さん(約30名)に対して、HPVに関する出張授業を実施しました。

「HPVとその関連疾患」「子宮頸がんから身を守るには」「日本におけるHPVワクチン」といったテーマについて15分ほど講義しました。

背景

普段同世代の学生と接する中で、いわゆる「副反応疑いの報道」以前の問題として、HPVワクチンについてほとんど知らない学生が多いと感じます。そこで、キャッチアップ世代であり、将来的には親として、また養護教諭として未来の子どもたちに接するであろう養護教諭課程の3・4年生に、HPVワクチンについて考えるきっかけにしてもらいたいという思いを込めてこの企画を実施しました。

参加者の声

「最近You TubeでもHPVワクチンについての動画を観ます。多くの人が正しい事を知り、また制度を整えることも大切だと思いました。」

「親に、副反応があるからワクチンは打たなくて良いと言われ打たなかったけれど、80%という高い割合で感染するということを知って驚き、打たなかったことを後悔しました。打つことを勧められるように、もっと知識をつけようと思いました。」

「HPVのワクチンのことを今回初めてきちんと知りました。定期接種ができる期間が知らないうちに終わっていたことも今日知って驚きました。何事も「知らないこと」が一番問題だなと感じたので、色んなことに関心を持って知識を増やしていきたいと思いました。」

「まず、接種率の低さに驚きました。メディアが人々に及ぼす影響の大きさを知り、Vcanさんが行っている活動の重要性を改めて感じることが出来ました。正しいことを知ろうとすることが自分を守ることにつながると思ったし、私たちが子どもたちに伝えていかなければならないと考える大きなきっかけになりました。」

「ワクチンの接種推奨が行われていなかったことが衝撃的だった。実際に私がこのワクチンを知ったのも対象期間が過ぎた高3の頃であった。接種についてもっと積極的に取り組みが行われるべきであると考える。」

「HPVワクチンは、大学生になって初めて知って、自分が今まで何も知らされなかったことに怒りを感じた。Vcanさんの活動が広がって、早くみんなが定期接種できるようになって欲しい。」

登壇者

共同代表・いしもん

登壇者の感想

「HPVワクチンについて知らないことが多かった」という声を多くいただくことができ、HPVワクチンを知る人が増えたことを実感できました。一方で、男性接種のメリットや副反応が全く無いわけではないことなど、正確に伝えるのが難しかった部分もあったので、これからの授業で改善していきたいです。

今回授業を聞いていただいた学生さんが、将来養護教諭となった際に、今回伝えたことを思い出し、生徒さんにHPVワクチンの存在だけでも知らせてもらえるとすごく嬉しいです。

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